井野アーティストビレッジオープンスタジオ
井野アーティストビレッジオープンスタジオに 参加してきました。 展示、お店とワークショップ盛りだくさんの内容でした。 取手の活力の源になる勢いを感じました。
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井野アーティストヴィレッジ オープンスタジオ 2016
会期:2016年7月16日(土) 11:00-19:00 入場料:無料 主催:井野アーティストヴィレッジ 協力:取手市、独立行政法人都市再生機構、取手アートプロジェクト 助成:平成28年度 取手の芸術活動連携サポート事業
■日頃の制作を公開、作品展示しています。作家も在中していますのでお気軽にお立ち寄り下さい。
STUDIO 101 東京藝術大学先端芸術表現 佐藤時啓研究室
STUDIO 102 磯野迪子 荻原貴裕 栗山斉 つちやあゆみ
STUDIO 103 佐藤時啓 下西進 正木基
STUDIO 104 笹川治子 佐藤美奈子 原田かほり 藤田クレア
STUDIO 105 藤木光明 藤林悠 渡瀬愼也
STUDIO 106 丘幸寅 久保ガエタン 塩出麻美 中村浩司
STUDIO 107 大塩博子 菅原智子 杉本憲相 山田淳吉 吉崎ひかり
(50音順)
■2016年井野アーティストヴィレッジ オープンスタジオに際して 団地の中にショッピングセンターがあった。しかしいつのまにかシャッター街になってしまった。そこが取手市とURと東京藝大の三者による共同事業としてリノベーションされ、井野アーティストヴィレッジが誕生したのは、すでに8年前になる。2011年の震災と原発事故の直後は退去するアーティストも多くいたが、その後状況も安定し、最近は再び賑わってきている。近所には、工場跡を使ったさらに広大なスペースを使ったアトリエも登場したが、IAVのアドバンテージは駅から歩ける距離と小ぎれいなところ。もちろん、団地の中にあるという人との距離の近さが特筆されるだろう。一方、井野団地の人々にとってアトリエはどのように思われているのかは分からない。がしかし、子供達の絶好の興味の対象になっているのは確かだ。残念ながら毎日は開いていないが、週末にはアトリエに若いアーティストが集い、101のウインドウギャラリーではときおり展示が行われ、深夜の広場にも明かりを灯している。芸術と団地、この一見違和を感ずる組み合わせこそが、井野アーティストヴィレッジ最大の特質であり、また可能性でもある。今回のオープンスタジオでもアーティストには気軽にお声がけいただきたい。交流を深めることが我々の望みであり、アートは日常の生活の中からこそ始まると思うのだ。そんなことを一歩ずつたゆまず進めていきたい。
IAV代表 東京藝術大学教授 佐藤時啓

