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白戸ガバナー卓話

第2820地区2016‐17年度ガバナーを務めます白戸でございます。最初にサンディエゴで行われた国際協議会の様子を皆様にお話します。

国際協議会は今年の1月17日~23日までサンディエゴの会場でロータリーのことを勉強してまいりました。ガバナー予定者は義務出席であり、世界537地区のガバナーエレクトと配偶者が集まりました。日本は34地区です。

2016-17年度の会長はジョン・F・ジャーム氏で、アメリカ、テネシー州のチャタヌーガロータリークラブに所属しており、超我の奉仕賞、アーチCクランフソサエティ会員でもあります。非常に長く財団に所属されており、財団に詳しいように感じました。この国際協議会の会議で今年度RIのテーマ「人類の奉仕するロータリー」が発表されました。

次のRI目標と地区目標についてお話致します。 1. RI優先項目 ① 51%のクラブが会長賞 ② DDF(地区財団活動資金)20%をポリオプ ③ ラス寄付 ④ 年次寄付を5%増やす ⑤ 会員数を3%増やす

2. RI目標 クラブのサポートと強化(会員増強、会員維持率の向上、会長賞へのクラブ参加、財団に対し会員の知識・参加・寄付の向上)

3. 2016-17白戸年度地区スローガン「ロータリーに魅力を 一人一人が輝きを!」

4. 地区目標 ① RI会長賞にチャレンジ ② 財団への支援と協力(寄付目標→年次寄付130$、ポリオ20$計150$)、各クラブベネファクター(1,000$以上)1名 ③ 会員増強と会員維持率向上 ④ 青少年奉仕への支援 ⑤ 財団100周年国際大会参加 ⑥ 米山記念奨学金への支援

5. 地区新規事業 ① 情報委員会の設置(ロータリー理念の理解向上、会員満足度アンケートの実施) ② 地区国際交流奨学金→国際交流基金を活用して「6つの重点分野」以外にも使用できる奨学金。月1,000$を1年間支給する。

私は40年前、34歳で名門古河RCに入会致しました。当時の古河は商業の街で、郡部にお店がなかったことから近隣の多くの人が古河に買い物に来る時代で、クラブの会員構成も約80%が商店主でした。威厳のある旦那衆でしたから規律を重んじて出席率100%を毎年継続しており、財団寄付等においても地区内では高い寄付額を毎年達成されていました。そして1週間に1回の例会は厳粛で節度と緊張感のある品性ある会合でした。

青春多感だった私は、先輩ロータリーアンの礼節や人間としての魅力等、良きにつけ悪きにつけ学び、自己研鑽に努めたことがその後の私の人格形成に大いに役立ちました。まさにロータリーは人を作る団体であることを身を持って経験致しました。現在、日本のロータリーは高齢化糸マンネリに陥っていると言われています。私も今年74歳になりますが、まだまだたくさんの夢と希望を持って生きています。常に向上心を持ち、何事にも「何故」と疑問を持って生きること人生、生涯現役で毎日が楽しくなるものです。

去る7月1日はロータリー年度では元旦です。毎年恒例の元・現・次期ガバナー懇親会があります。斎藤RI理事は4月10~15日まで行われた規定審議会のことに触れ、クラブ細則が大幅に変更され、自主性と柔軟性を与えられたことは、今後各クラブの資質が強く問われることになりますと話されていました。先程も申し上げましたように、日本のロータリーが高齢化・マンネリと言われますが、ロータリーほど人材の宝庫は他の団体にあるでしょうか。

同業者の団体や警察署・税務署、そして保健所等行政機関にも協力団体はたくさんありますが、ロータリーは一業種一人という職業分類等、以前とは変わったとはいえ、異業種の多士済々の人間模様を見られることはロータリークラブ以外にないと言っても過言ではありません。マンネリとは「独創性や新鮮味がないこと」を言うようですが、人間老いも若きも緊張感を持つことは新しい発想の源泉ではないでしょうか。ロータリーを通じて何事でも相談できる多くの親友を作り、向上心を持っていつまでも自分磨きのできるロータリーライフでありたいと思っております。

取手クラブの益々のご発展と会員の皆様のご健勝を祈念し、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


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